謎解きイベントを使った地域活性化
謎解きイベントがどのように地域活性化につながるのか。地域活性化にオールスマイルズがどのようなイベントを展開しているのかを代表の小栗がご案内しようと思います。
・謎解きについて
・謎解きと地域活性化
・オールスマイルズと地域活性化
謎解きイベントを作り続けている理由
まず私が謎解きイベントを作り始めたきっかけは15年前に遡ります。小さな島で開催した宝探しです。宝の地図を元に宝物を探し出すという非日常のエンターテイメントとして企画しました。答えがわかった時の閃きの気持ちよさと知識に頼らない間口の広さが受け入れられ口コミでじわじわ広がりました。体験を終えたお客様は皆笑顔で「また謎を作ってください」と言ってくれました。ここで気づいた事は謎解きイベントは人を楽しませることができるという点とリアルなコミュニケーションを取ることができるアイテムであることでした。そして都内で自社イベントを展開し始めました。謎の難易度に注目する他社とは明らかに違うイベントを作り続けました。悩んだままで終わらせたくない、楽しい思い出を残していただきたいという特徴を残し、ただ目の前のお客様を笑顔にしたい。それが続けている理由なんです。
謎解きと飲食店
そして日本橋にカフェを展開することになったのですが、ここで私の作るイベントでもっと利用できることはないかと考えたときに自分のカフェを謎解きでプロモーションしようと思ったのです。すぐに効果は現れ滞在時間の増加、単価アップ、リピート率の増加・・・これは色々な飲食店の役に立てると思いました。
謎解きと地域活性化
導入事例も増えてきたところで明治大学地域デザイン研究センターと業務提携という形で飲食店に限定せず街に活気を取り戻そうという活動が始まりました。シャッター商店街のシャッターを上げていこう。謎解きイベントに参加する人が増えれば、カフェが復活し、付随して色々なお店ができ、宿も増え・・・というロングスパンの計画です。これは一過性のイベントではできません。有名なキャラクターを使えばその時は人が溢れますがイベントが終われば誰もいなくなります。そうではなく独自のキャラクターを作り街で育てるということがその街にとって一番の幸せなのではないかと思いました。
オールスマイルズと地域活性化
導入事例を2つご紹介します。阿蘇火山博物館の復興支援の一環で行なった「謎解きイベント怪盗スコリアの挑戦状」と桜井まちづくり会社と実施している「サクライクエスト」です。
阿蘇火山博物館復興支援謎解き
震災で橋が寸断され入館者数が大幅に減ってしまった阿蘇火山博物館でイベントを実施することにより営業をアピールできないかということで導入していただきました。こちらは1年間の継続開催でした。一番の目的は謎解きイベントによる集客と思われがちですが、私が感じたのは訪れる観光客と博物館スタッフのコミュニケーションやメディアへの露出が何よりの成果ではないかと思いました。本物のブランドイメージをあげるということは参加者の数ではなく1人でも多くの人へ楽しい思い出を残してまたここにきたいなと思ってもらうことだと思います。「また謎解きをやりたいな」だけでは足りないのです。阿蘇火山博物館に行って見たいなや、ここでこんなイベントをやってみたいななどその土地に可能性を残す事が私の役割のような気がします。
桜井駅南口商店街の活性化プロジェクトの謎解き
謎解きイベントの拠点を作り商店街のシャッターをあげる活動や、近隣飲食店の魅力を伝える事による地域活性化はできないかという事で2年計画の謎解きプロジェクトを展開しております。何もしなくても人の流れがあるような大きな観光地ではない場所にあり、しかし歴史があり観光地の魅力がある場所の可能性を引き出せないかというポイントに注目し、街のあらゆる場所を利用し町歩き周遊謎解きを開催しています。「サクライクエスト」は最初の6ヶ月で3種類の謎解きができ、現在も新作を含めて3種類の中から選ぶことができます。これから数を増やし何度も訪れる楽しい街という印象をつけていければと思っています。また、周遊マップの中に地元の飲食店を入れることでお昼ご飯、休憩、晩御飯への導線を作っています。すでに今まで訪れた人とは異なる年代や地域からの集客に成功しており、アンケートを元にさらに広く桜井駅南口商店街を知ってもらえるように展開できればと思っております。
現在、地域活性化への謎解き利用のお問い合わせが増えてきております。ロングスパンでご提案しているのは成果をあげるために必要なことです。また、私が長く携われることや地元の人やお店と関われるのでイベントの質の向上にも繋がります。そして主催の方が最も気にしている導入費用は驚くほど気軽なご案内であります。これにはわかりやすい理由と私の思いがあります。ご連絡いただければ説明いたしますのでお問い合わせください。
株式会社オールスマイルズ代表取締役社長
地域デザイン研究センター理事
小栗太
お問い合わせはこちらまで
https://www.keepallsmiles.com/contact
